『NISAのこと気になっているけど、よく仕組みがわからないよ』
というNISA初心者さん向けに、図解で解りやすいガイド記事を作成しました。
この記事では、
・NISAって結局なんなの?
・NISAを始めるとどんないいことがあるの?
・投資信託ってどういう仕組みなの?
などの疑問や
NISAの基本をまとめていますので、ぜひ活用してください。
NISAとは何?
コンセプトと制度の概要
「投資で利益が出ても税金を取らないから、どんどん投資してね!」
という制度。
株式投資が浸透している米国とくらべて
日本では「貯蓄」の意識が高く、
投資という選択をしない国民が大半。
NISAは、『貯蓄から投資へ』をコンセプトに、
安全に貯金したい気持ちもわかるけど、
積極的に投資してもらって
経済を潤わせてほしい。
そして、国民には豊かになってほしい。
という考えから作られました。
参照:金融庁ホームページ「新しいNISA」
18歳になれば誰でもNISA口座を持つことができます。
非課税期間は無制限です。
・つみたて投資枠
・成長投資枠
の二種類がありますが、
投資対象商品と限度額が異なるだけなので、どちらを選んでも大丈夫です。
上限額を超えると課税の対象になるので上限額だけ覚えておいてくださいね。
投資信託って何?
投資信託は、
『いろんな銘柄の詰め合わせパック』
のようなイメージで、銘柄は投資のプロが選んでいます。
投資信託の商品を一つ購入するだけで、
様々な銘柄に分散して投資
していることになるんです。
投資信託にも
米国株のみで編成されているものや、
世界中の株が組み込まれているもの
など、様々な種類があります。
投資の基本は
・長期運用
・リスク分散
なので、投資信託を毎月積み立て購入
すれば老後の資金くらい十分に築くことができますよ。
月3万を年率5%で、(S&P500は年率平均11%)
30年運用した場合
資産運用額は2,497万になる計算です。
元本1,080万+運用収益1,417万=2,497万
※参考:金融庁ホームページ/つみたてシュミレーター
因みに、人気の投資信託S&P500は、
米国株500銘柄で構成されています。
NISAのメリットと
ルールをご紹介
通常、株式投資では
株の利益分や配当金に20%の税金がかかりますが
NISAは非課税なので、配当金など収益が出れば全て自分のお金になります。
本来、100万利益が出ても20万課税されて手取り80万のところ
NISAを利用すれば100万円全て手元に残るなんて…
めっちゃ嬉しいですよね!
NISA投資枠を
『MAXで1800万入る一つの箱』
に例えて、
その魅力的なメリット・ルールを解説します!
① 箱の中で増えたお金にも税金がかからない
株を買うと、
・株の値上がりによる収益
・配当金
の2種類の利益が得られます。
利益が出て、投資上限以上の金額になったとしても
「箱の中で増えたお金」
なので税金はかかりません。
配当金も非課税です!
② 箱の上限1,800万は『入れたお金』でカウントされる
箱の中でお金が増えても、投資できる上限は変わりません。
100万円で株を買った企業が3万円の配当金を出した場合、
箱の中身は103万円ですが、
投資限度額は残り1,700万です。
「株や投資信託を買った時の金額」
でカウントされます。
③ 箱の中身の出し入れは自由にできる
箱の中身は出し入れ自由なので、
中身を取り出した場合には、投資枠が復活します!
箱の100万のうち50万売却したとすると、
投資枠は1700万から1750万になるのです。
ただし、
復活した枠を利用できるのは
翌年の1月1日から
なので注意してくださいね。
NISAを始めるためには、
まず証券会社でNISA口座を開設する必要があります。
証券会社の選び方は
・楽天証券
・SBI証券
の2択でOK!
こちらから開設できます。
どちらも取り扱う銘柄が多く、
信託手数料が安いのが特徴です。
銀行などの窓口で開設することもできますが、手数料が割高で、選べる銘柄が少ないデメリットもあります。
まとめ
NISAってそういう制度なんだ!
ふむふむ
と思っていただけたでしょうか。
あとは口座開設して積み立て設定をするだけですね。
まずスタートは口座開設から。
解説完了までに数日時間がかかるので、
早めに申請しておくといいですよ。
銘柄選びのポイント記事も更新予定なので
チェックしてみてくださいね。
資産運用は
『長期運用』
がとっても大事!
長く続ける程に複利の恩恵を得ることができるからです。
目先の利益や下落に一喜一憂するのではなく、
これから数十年かけて緩やかに上昇するもの
だということを忘れないでください。